INTERVIEW-インタビュー

LATEST INFO
最新情報
INTERVIEW
インタビュー
CAMPAIGN
キャンペーン
インタビュー2017/05/19

ジェン・マンシューオフィシャルインタビュー

ジェン・マンシュー1アイキャッチ
──異文化間の人間関係について、どのように考えますか。

異国の文化や語学を学ぶなら、その国の人と恋に落ちるのも良い方法だと思います。異国の人との恋はとても魅力的ですけど、越えなきゃならない壁も大きい。でもだからこそ本質的な愛を試されている気がします。人間的にも成長できるチャンスだと思いますね。

──もし外国の人と付き合うとしたら、どこの国の人がいいですか。

一番付き合ってみたいのはアイスランドの男性です。アイスランドに行ってみたいのですが、なかなか遠くてちょっと行き辛いんですよね。けど、アイスランドの男性と恋に落ちちゃえば、私絶対行かなきゃって(笑)つまり『恋は国境も距離も超える!』みたいな(笑)住み慣れたアジア以外の国で生活してみたいですし、素晴らしい経験値を蓄える事ができると思います。

ジェン・マンシュー2
──もしあなたが原作のリンちゃんだったら、インターネット上でモギさんに話しかける勇気がありましたか。

とてもリアルな質問ですね(笑) 画像なんかの見た目も重要ですけど、普段からどのようにFBを使っているかを見れば、その人の人となりや、日常生活がわかると思います。んー。茂木さんですか?私も返答すると思いますよ(笑)だって茂木さんはとてもシブいですし(笑)

──茂木さんは当初、20人の台湾人女性にメッセージを送ったと耳にしましたが、これについてはどう思いますか。

タイミングですかね。けど、茂木さんは後々お互いが本気になってからこの事を告白してるんです。ちょっと卑怯だけど(笑)でも、今なら逆に1/20の運命だったんだって思えますね。

ジェン・マンシュー3
──占いは信じますか。映画の中でリンちゃんがしたように、大きな決断をするとき占いに頼りますか。

私はこう見えてとても理性的な人間なんですよ(笑)まず問題に遭遇した時、何度も何度も自分で考え、次に親友に相談します。それでも合理的な答えが見つからない場合に占い師を尋ねる様にしています。でも、リンの様に結婚という人生最大のイベントは自分で決定したいですね。だって結局、茂木さんの元へ向かったのもリンの意思からだったでしょ?

──心に残っている日本での撮影場所や食べ物を教えてください。

日本での撮影は私にとって偉大で感慨深い思い出です。日本地図を開いてみてください。日本列島、東から西まで。東京、広島、富士山、長崎など、台湾人が行きたいと思う場所に全て行きました。 私も撮影クルーと一緒に車で移動したのですが、平均4時間に1回停車し、小1時間ほど撮影しては、また移動を繰り返すといった毎日でした。最も印象深いのは富士山での1日です。 私は富士山が観れる事を凄く期待していましたけど、結果、天気に恵まれず、富士山は全く見えませんでした。ちなみにそのシーンの台詞は、当時の私の心の声をアドリブでそのまま台詞にしたものです(笑) 本当に観れなくて残念でした。次回、機会があれば是非富士山を観たいと思ってます。

──日本人男性の印象は何ですか。

「スケベ」ですね(笑)嘘です(笑)実は最初、日本のクルーとはとても距離感を感じていました。礼儀正しくて、真面目で、そして堅物。ちょっと息が詰まっちゃうなぁって思ってたんです。けど、ある日皆んなでお酒を飲む機会があったんです。みんな凄いペースで飲み始めたかと思ったら、最後にはみーんな酔っ払ってグダグダになって(笑)でもその時、初めて皆んなの本当の姿が見れたんです。それからかな。一気に打ち解けました(笑)

ジェン・マンシュー4
──中野裕太さんの第一印象を教えてください。撮影を通して知り合った後、その印象は変化しましたか。

第一印象はとても特別な感覚に捉われました。だって日本人なのに、肌は黒くて、クルクルの巻き髪で、まるで東南アジアの人ですか?って思いました(笑)いつも短パン姿にサンダル履いて、一緒にバイク乗ってても全く違和感無かったです(笑)それに親しくなるにつれて解った事なんですけど、すっごく幼稚な人だと気付きましたね(笑)日本での撮影をしていた時、彼はいつも移動中、後部座席から輪ゴムを使って前の席に座る谷内田監督をペシペシ撃っていました(笑)それが白熱すると最終的にはいつも2人で撃ち合い。そもそも谷内田監督も負けず劣らずとても幼稚な人なんです。最初、ぶっちゃけ変なおじさんだなーと思ってました。ボサボサの頭をいつもグシャグシャ掻きながらフラフラしてましたね(笑)今思うときっと肉体的にも精神的に疲れていたんでしょうね。けど、そんな様子がとても面白かったです(笑)

──映画の中で、プレゼントを交換し合うシーンがいくつか出てきます。今までに恋人からもらったプレゼントで一番思い出に残っているものを教えてください。

昔、砂時計をもらったことがあります。とても嬉しかったプレゼントの一つですね。私は「時間」に対して特別な意味を感じるんです。時間を共有する相手から砂で測る時を貰ったと感じました。どんなに高級なプレゼントを貰うよりも嬉しかったです。 後、実は私、プレゼントを貰うよりアゲル方が好きなんです。サプライズが大好きだから相手の好みや趣味を考えてる時間に幸せを感じるんです。

──撮影時の面白かったことを教えてください。

監督ですね。監督の存在が一番面白かった。監督は自分も画面に映りこむのが大好きなんです。ぜひ映画の中で監督が何度画面に登場するか数えて見てください。

ジェン・マンシュー5
──リンという役柄について教えてください。ご自身は原作のリンちゃんと似ている部分があると思いますか。

実は、身長、体重、外見、星座など、私たちはあまり似ていません。私はリンの個性は「勇敢に愛を求める」女性だと思っています。とてもストレートな性格で、欲しいものは欲しい、といつも母親と大喧嘩している様な。私も自分がやりたいことを常に必死で追い求めていますね。でも私は場合、愛情の為ではなくて仕事や夢を勝ち得るためですけどね。

──モギ夫婦は、撮影現場によく来ていたそうですね。撮影中に見られているのは難しかったですか。

茂木さんとリンちゃんはとてもよく撮影現場に来ていました。それは、撮影中、自分の物語をさながらもう一度経験している様でした。ある時、クライマックスで喧嘩のシーンを撮影している時、振り返るとリンちゃんは泣いていました。泣きながら「これ、本当にあの時の私みたい」と答えた事をとても良く覚えています。役者よりもクルーよりも全てにおいて2人は映画の世界にハマっていました。その姿はとても可愛かったです。私はリンを演じている時、彼女の習慣的な動作をすっと観察していました。私が普段、言うような台詞でないものもありましたが、意涵の性格なら、必ずこんな話をして、こんなことをやるだろうと知るためにです。もちろん作品の中のリンには、私の個性がそこに加わっていますが、90%は彼女の個性で演じました。

──母親役の王彩樺さんとの関係はどうでしたか。

私たちはあれから今でもずっと仲の良い親子なんです。メッセージを送るときでも、まだママと娘の関係をずっと続けてるんですね。ママは皆に食べ物をふるまい、面倒を見るのが大好き。でも現実の私と母はあまり喧嘩をしません。だから彩樺さんと初めて演技した時、母親との親子喧嘩を味わえて、本気で癖になりそうなんです。